床に求められる性能は、使い方で決まります。材料と厚みを正しく選び、剥がれない床に仕上げます。
塗り床の失敗は、ほとんどが材料と厚みの選び違いから起こります。だから私たちは、床の「使われ方」から伺います。
工場・倉庫・厨房・整備工場など、床には摩耗・薬品・水・熱・重量物への耐性が求められます。しかもその内容は現場ごとにまったく違います。フォークリフトが一日中行き交う倉庫と、熱湯と油を扱う食品工場では、選ぶべき材料も必要な厚みも別物です。
株式会社LASの塗り床工事は、まず使用環境を詳しくお伺いすることから始めます。そのうえで、厚膜型エポキシ樹脂系・厚膜型硬質ウレタン樹脂系・水性硬質ウレタン系などから最適な材料と厚みを選定します。さらに、剥離トラブルの最大の原因である下地処理を徹底し、コンクリート工事で培った目で下地の状態を見極めます。
症状の裏には必ず原因があります。原因を正しく捉えることが、再発しない工事の第一歩です。
重量物や摩耗にさらされる床に、薄い塗料しか塗られていないケースです。膜が負荷に耐えられず、走行部分から剥離が始まります。厚みは見た目では判断しづらく、施工時の仕様で決まります。
塗り床の剥がれ・膨れの多くは、材料ではなく下地に原因があります。コンクリート表面の脆弱な層(レイタンス)や油分が残ったまま塗ると、どれだけ良い材料でも密着せず、早期に浮いてきます。
熱湯や油を扱う場所に耐熱性の低い材料を使う、ひび割れの動きがある床に追従性のない材料を使う——こうした選定ミスも、早期劣化の典型的な原因です。
建物の状態と用途に応じて、最適な材料と工法を選定します。
塗り床で最も採用例の多い材料です。高い強度と耐久性を備え、平滑で清掃しやすいため衛生管理が求められる現場にも適しています。厚みは0.8mm〜2mm程度まで用途に応じて調整でき、骨材を混ぜることで滑りにくい仕上げにすることも可能です。一般的な工場・倉庫・クリーンルーム・厨房などに幅広く対応します。
弾力性があり、下地コンクリートのひび割れの動きに追従できるのが最大の特長です。耐摩耗性・耐衝撃性にも優れ、重量物の運搬にも耐えます。古いコンクリートや油分が染み込んだ既存床の上にも施工しやすく、改修・リニューアル工事で力を発揮します。自動車整備工場・機械工場・実験室などに適しています。
塗り床材の中でも最上級グレードにあたる、非常にタフな材料です。重量や衝撃はもちろん、熱湯・冷水・油分・糖分・溶接熱といった過酷な条件にも耐えます。厚みは4mm〜9mm程度と厚めになりますが、その分の耐久性があり、食品工場や厨房のように床が最も傷みやすい現場に最適です。
粉じんの抑制と美観の回復を目的とした、いわゆる「床塗装」の領域です。アクリル系は軽歩行や物置など負荷の小さい床に、ウレタン系はやや強度が必要な床に用います。過剰な仕様を避けたい場合の、費用を抑えた選択肢です。
研磨によるレイタンス・油分の除去、ひび割れ補修、パテによる凹凸の平滑化。仕上がりの寿命を左右する、最も重要な工程です。ここに手を抜かないことが、剥がれない床の条件です。
名前が似ているため混同されがちですが、この2つは目的も価格も耐用年数もまったく異なります。ここを取り違えることが、床工事で最も多い失敗です。
ひとことで言えば、違いは膜の厚みです。フォークリフトが行き交う工場の床のように、重量と摩耗にさらされる場所には、1mm以上の厚みを持たせた「塗り床」が必要になります。一方、物置や人が歩くだけの通路であれば、粉じんを抑えて見た目を整える「床塗装」で十分です。
| 塗り床(厚膜) | 床塗装(薄膜) | |
|---|---|---|
| 厚み | 1mm以上(用途により2mm・4mm以上も) | 0.3〜0.8mm程度 |
| 主な目的 | 耐久性・耐荷重・耐薬品・衛生管理 | 防じん・美観の回復 |
| 向く場所 | 工場・倉庫・厨房・食品工場・整備工場 | 物置・軽歩行の通路・廊下 |
| 施工方法 | コテ等で厚く塗り付ける | ローラー等で薄く塗り広げる |
| 負荷 | フォークリフト・重量物・熱・薬品に対応 | 人の歩行が中心 |
株式会社LASでは、ご要望をそのまま受けるのではなく、実際の使われ方をお伺いしたうえで、塗り床と床塗装のどちらが適切かからご提案します。
厚みは「多ければ良い」ものではありません。不足しても過剰でも、余計な費用が生まれます。
本来1mm以上が必要な床に、コストを抑えようと薄い塗料を塗ってしまうと、まもなく剥離が始まり、結局やり直しになります。初期費用は安く済んでも、工事が二度になれば総額は高くつきます。
人が歩く程度の床に高グレードの厚膜材を提案されるケースもありますが、必要のない性能に費用を払うことになります。大切なのは、その床が実際にどう使われるかに合わせること。当社が用途のヒアリングを重視するのは、このためです。
費用は下記の条件で変わります。まずは現地調査で状況を確認し、明確なお見積りをご提示します。
現地調査・お見積りは無料です。概算をご確認いただいたうえで、ご判断ください。
調査から引渡しまで、工程ごとに品質を確認しながら進めます。
何を扱い、どんな車両が通り、どんな負荷がかかるのか。床の使われ方を詳しくお伺いし、下地の状態を確認します。
環境に合った材料と必要な厚みをご提案します。過不足のない仕様で、明確なお見積りをご提示します。
研磨機で脆弱層や油汚れを除去し、ひび割れを補修。材料が密着する健全な下地をつくります。
凹凸の大きい箇所をパテで平滑に整え、仕上がりのムラを防ぎます。
下地と塗り床材をつなぐ接着層を、薄く均一に塗布して乾燥させます。
コテやローラーで規定の厚みに塗り重ね、仕様どおりの膜厚を確保します。
十分に硬化させたうえで仕上がりを確認し、お引渡しします。
漏水もひび割れも、まず「なぜ起きたのか」を徹底的に突き止めます。症状を隠す表面補修ではなく、侵入経路そのものを断つから、再発を防げます。
水圧のかかる地下・ピット・打継ぎ部の止水は、乾いた場所の補修とは別物です。難易度の高い地下漏水を専門領域として数多く手がけてきました。
コンクリート工事で培った「良い躯体とは何か」という知見が、改修・防水の精度を支えます。建物を長い時間軸で捉えてご提案します。
1級防水施工技能士・1級左官技能士が在籍し、自社で施工にあたります。丸投げをしないため、指示の伝達漏れや品質のばらつきが生じません。
東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県に対応しています。下記エリアを中心に、塗り床工事を承っています。
染み出し・ひび割れ・雨漏り。気になるサインがあれば、調査だけでもお気軽に。
現地調査・お見積りは無料。土日対応・夜21時まで調査可能です。