屋上防水の基礎知識

瓦屋根やスレートなどの傾斜している屋根以外の平坦な屋根では

(陸屋根・屋上・バルコニー・ベランダなど)

木材やコンクリートなどの水平な屋根面を漏水からの建物の劣化や腐食を防ぐ為に、雨水を防ぐ層(防水層)をつくる必要があります。

この防水層を設ける工事を防水工事といい、防水層を構成する資材の種類やその組み合わせによって様々な工法があります。

その中でウレタン塗膜防水工事が国内で施工されている防水工法の約半数を占めており、最も主流な防水工事の工法です。

防水工事の中では比較的安価な上、 塗り重ね改修が可能、複雑な建物にも適しているなど メリットが多く、提案されることも多い工法です。

しかし、主流の防水工事のため技術者も多く、防水工事の中では比較的簡単に技術を身につけることができる為、あまり知識のない塗装業者やリフォーム会社が施工してしまう被害が多いのもウレタン防水の特徴です。

 

ウレタン防水

業者選びのポイント!

一言で防水工事といっても、全体をやり直しする場合や、防水層を撤去したり、亀裂など一部の補修をして全体を塗装し仕上げる場合など、防水工事のみで終わらないケースもあります。

メインの防水工事だけでなく必要な工事全てをトータルで見てもらえる業者選びが重要です。

個別に工事を頼んでしまうと何か不具合が生じた時に、問い合わせも複数になりますし、色々と手続きも面倒になりますので工事を依頼する場合、一貫して施工を頼めるところを選ぶのが効率が良いです。

 

屋上防水の基礎知識
ウレタン塗膜仕上がり後

費用の目安

ウレタン塗膜防水工事の目安として

4,500円~7,500円/平米

となります。

工事の内容により、金額が変わってきますのでまずはお見積りのご依頼を頂ければ当社スタッフが伺い状況を確認し、お見積りを出させて頂きますので安心してご連絡・ご依頼下さい。

基本的な作業工程ですが、

①既存下地の除去と高圧洗浄

②プライマー(下塗り材)塗布

③通気緩衝シート貼り付け※通気緩衝工法の場合のみ

④ウレタン防水中塗り

⑤ウレタン防水上塗り

⑥トップコート塗布

 

を行います。

塗り床工事

株式会社LASでは塗り床工事も承っています。

各種合成樹脂の特性を活かした優れた塗床材を使用した施工を行っております。

 

水硬性ウレタン樹脂系塗床

耐熱水性、耐薬品性、耐荷重性に優れていて施工中の臭気が少ない為、食品工場、厨房、薬品工場、倉庫の床で使われます。

 

硬質ウレタン系塗床

磨耗しにくく、耐久性、耐衝撃性が高く、光沢があり、意匠性に優れている為、クリーンルームや研究室、病院機械工場、事務所などで多く採用されています。

 

MMA樹脂系塗床

硬化速度が速く、工期が短いのが特徴です。
光沢があり、意匠性に優れているので食品工場、倉庫、低温倉庫、駐車場などでの施工が多いです。

 

エポキシ樹脂系塗床

光沢があり、耐薬品性に優れています。

耐電化工が可能なのが特徴であり、静電気防止にも最適です。

研究室、病院工場、実験室などでよく施工されます。

 

その他の工事についてはお問い合わせください。

こんなご質問の電話を毎日いただいてます

 
Q1 防水工事っていつやればいいの?

一般的に建築から5~10年が目安とされています。
実際に建物を建てた場所により、変化しますので目視可能であれば、ひび割れやおかしな膨らみが出来ていたりしたらご相談下さい。
屋上など目視不可能な場合は、調査に伺いますのでお気軽にご相談下さい。

 
Q2 防水の寿命を延ばす方法はないの?

屋外ですと風雨にさらされ、また太陽の紫外線を浴びてしまう為、塗膜を長期間に渡りそのまま維持することは難しいので、ダメになってしまう前に定期的な保護塗料を塗り替えし、管理していく事が長持ちさせるうえで重要になります。

 
Q3 防水で一番優れているのはなに?

建物下地の種類等により、どの防水がベストで優れているのかは言えませんが、ウレタン塗膜防水が多く利用されています。
塩ビシート防水やアスファルト防水、FRP防水など、様々な工法はありますが、建物が何で作られているか、下地の種類などを加味し、トータル的なコストを考えバランスの良いものを選び当社でお見積りと合わせ、ご提案をさせて頂きます。