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[目次]
○工事について
付着した汚れや経年劣化により、床の一部が剥がれてしまったりひび割れが起きている場合は、床自体の強度や防水性、耐重量性が低下している状態です。その様な状態である場合には、塗床工事を施し、劣化箇所の修復や塗料を塗って耐久性を向上させる必要があります。
塗床工事では塗床材を塗布する前に行う下地処理がとても大切です。まず高圧洗浄機を用いて既存の汚れを落とし、床の劣化状態を確認後、ひび割れなどの修繕を必要とする箇所を徹底的に修復して、床の土台となる基盤をしっかりとした状態にさせます。
その後、床の状態や好みの仕上がり状態に合わせて塗床材を塗布し、最後にトップコートを重ねます。弊社が塗床工事で使用する塗床材は、主にウレタン、MMA樹脂系、エポキシ樹脂系を用いており、それぞれ特徴が異なります。
<下地処理でのひび割れ修復>
“バジリスク”とは
バジリスクとは、バクテリアの代謝活動を利用した液状のひび割れ補修剤です。1回の塗布で0.2~0.3mmのひび割れ を、2-3回の塗布で最大0.6mmのひび割れを修復することができます。コンクリート中に特殊なバクテリアと栄養分のカルシウム有機塩を混入することで、コンクリートにひび割れが発生した際にバクテリアの代謝活動によってひび割れなどの損傷を自動的に修復してしまう優れた自己治癒技術です。ひび割れ内部に深く浸透し、内部からひび割れを修復していきます。
<塗床材の特徴>
[水硬性ウレタン樹脂系塗床]・・・厨房・食品工場・薬品工場倉庫など
特徴:耐熱水性、耐薬品性、耐荷重性に優れていて施工中の臭気が少ない。
[硬質ウレタン系塗床]・・・研究室・クリーンルーム・病院機械工場・事務所など
特徴:磨耗しにくく、耐久性、耐衝撃性が高く、光沢があり、意匠性に優れている。
[MMA樹脂系塗床]・・・倉庫・低音倉庫・食品工場・駐車場など
特徴:硬化速度が速く、工期が短い。光沢があり、意匠性に優れている。
[エポキシ樹脂系塗床]・・・研究室・病院工場・実験室など
特徴:光沢があり、耐薬品性に優れている。耐電化工が可能なのが特徴であり、静電気防止効果がある。
これらの塗料を用いて、床に厚膜防水加工を施す場合は塗材をコテやローラーなどでムラなく塗布しその上に専用の上塗り塗材でコーティングします。厚膜防水とはビルの屋上やベランダなどで多く用いられる防水工法です。液体素材の為、施工面の起伏にかかわらず密着する事ができます。
○工事のメリット
塗床工事を施すメリットとしては、劣化箇所の修繕だけでなく、衛生状態の改善や耐熱性、防水性、耐久性の向上を施せる所です。床が劣化していてひび割れや亀裂が起きている状態であると、水漏れや鉄筋部分の錆の発生が起こり、様々な二次被害へと繋がっていきます。そうなる前に、劣化が軽度な状態からメンテナンスを施すことがとても大切です。
○作業の流れ
○まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。弊社では工事に関するご相談から現場の状態調査まで、無料で承っております。気になる点がございましたら、お気兼ねなくご相談ください。
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