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屋上は建物のなかでも雨や雪の影響を直接受ける箇所です。経年劣化によりやがて繋ぎ目などの部分が雨風の影響を受けすり減り、劣化して痛んだ防水膜から建物に浸水被害をもたらします。劣化部分をそのままにし、一度浸水が起こってしまうと、建物内部へと漏水した水によって鉄骨に錆びが生じるほか、バクテリアの繁殖や異臭の原因など、様々な被害をもたらします。いつまでも建物を綺麗な状態で保つためには、劣化部分に補修を行い、雨風の影響を受けてダメージが出てしまった屋上に、防水工事を施すことがとても大切です。
[目次]
○屋上防水工事について
屋上の劣化部分を修繕し、上から防水材を塗布するのが屋上防水工事の大まかな流れです。まず、屋上の劣化状態の調査から始まります。そして既存の防水膜下地(劣化が見られる状態のもの)を除去し、高圧洗浄機で汚れを落として綺麗な状態にします。そして次に、その屋上の劣化状態に合わせ補修が必要な所は樹脂などで修繕を行い、防水材を塗料する前のベースをしっかりと作ります。
防水膜が薄くなっているだけでなく、ひび割れや亀裂が見られる場合には、防水工事を施す前にひび割れの修繕も必要です。ひび割れの修繕方法にはいくつか種類がありますが、それぞれの状態にあった工事が必要となってきます。以前別の記事でひび割れの補修工事について詳しくご説明しているので、もし屋上や外壁にひび割れなどの被害が見られる場合は、ぜひこちらも、合わせてご確認ください。
ーー都内マンションのひび割れ補修工事!-注目のバジリスクとは-ーー
劣化部分の修繕を行った後、プライマーと呼ばれる接着剤を塗布し、通気緩衝工法を必要とする場合には、通気緩衝シートを貼り付けていきます。そして防水層となるウレタン防水を二回にわたって塗布し、最後にトップコートを重ねて完成です。
○作業の流れ
○ 用いる工法と防水材について
弊社が屋上防水工事に用いるウレタン防水という工法は、ウレタン樹脂を塗りつけることで防水処理をするか工事方法のことです。液体状のウレタン樹脂がゴム状に固まることにより、密封性の高い防水塗装ができます。
耐用年数は10〜12年で、施工後は繋ぎ目のない滑らかな仕上がりになるのが特徴です。
ウレタン樹脂防水工事の特徴をまとめると、
・軽量で施工しやすく建物への負担が少ない
・廃材が少なく、小規模なためコストを抑えられる
・入り組んだ複雑な箇所にも施工しやすい
といった利点があります。
[ウレタン樹脂防水工事の3つの工法]
ウレタン樹脂を用いる防水工事の工法は3種類あり、それぞれ作業が異なっています。
内部の水分や湿気を逃すことができるように防水材を塗布する前に通気緩衝シートを貼り付ける通気緩衝工法や、床に直接ウレタン樹脂を塗布する密着工法、貼り付けたメッシュシートの上からウレタン樹脂を塗布するメッシュ工法の中から、それぞれ屋上の状態に合った工法を選んで防水工事を行います。
また弊社ではウレタン樹脂でなく、高強度ウレタンのゴウジンウレタン樹脂も施工しています。環境に優しく、高強度と高伸長の2つの特徴を兼ね備えた優れものです。
○まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます。建物の最上部である屋上から浸水が起こると、そこから建物内部の鉄骨へ錆びなどの被害に繋がります。そうなる前にも、屋上の劣化部分をきちんと修繕して防水工事を行うことで、建物の老朽化を防ぐことが大切です。弊社では、工事に関するご相談から現場の状態調査まで、無料で承っております。気になる点がございましたら、お気兼ねなくご相談ください。
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