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塗床工事とは、床を様々な用途に合わせた床材に改修する工事を指します。人体や環境に影響の少ない塗床材を塗布し、滑りにくく抗菌性のある仕上げや、対熱性・耐久性のある床に仕上げることができるのがこの工事の特徴です。今回はこの塗床工事について、手順や塗料の種類など、詳しくご説明致します。
[目次]
○工事について
工事のおおまかな流れとしては、まず床の下地処理から始まります。既存の古い塗膜や劣化した下地を全て削り取り、健全で密着性の高い新たな下地を作ります。下地処理によってきちんと土台を完成させた後、コテを使って塗床材を塗り、用途に合わせて樹脂を重ね、耐久性を強化します。仕上げにコーティング材を塗布し、劣化による剥離を起こりにくくさせ、さらに耐久性や塗床材の効果を強化します。
○工事を施すメリット
主な工事のメリットとしては、床をそれぞれの用途に合わせた状態に仕上げることができることです。具体化しますと、
・滑りにくい加工
・耐衝撃性
・耐熱性
・防水性
・ホコリが発生しにくいクリーン加工
・耐薬品性
など、様々な加工に仕上げることが可能です。
また床自体を強化するため、劣化によるひび割れや剥離を発生しにくくし、建物自体の老朽化を防ぎます。
○塗料の種類
[水硬性ウレタン樹脂系塗床]
耐熱水性、耐薬品性、耐荷重性に優れていて施工中の臭気が少ない為、食品工場、厨房、薬品工場、倉庫の床で使われます。
[硬質ウレタン系塗床]
磨耗しにくく、耐久性、耐衝撃性が高く、光沢があり、意匠性に優れている為、クリーンルームや研究室、病院機械工場、事務所などで多く採用されています。
[MMA樹脂系塗床]
硬化速度が速く、工期が短いのが特徴です。
光沢があり、意匠性に優れているので食品工場、倉庫、低温倉庫、駐車場などでの施工が多いです。
[エポキシ樹脂系塗床]
光沢があり、耐薬品性に優れています。耐久性に優れ、床材コンクリートの約5倍もの強度を持ちます。シームレスで光沢のある仕上がりを特徴とし、耐摩耗性や耐薬品性も強く、また耐油性に優れているため、常にクリーンな状態を保つことができます。
これらの樹脂を用いて、床に厚膜防水加工を施す場合は塗材をコテやローラーなどでムラなく塗布しその上に専用の上塗り塗材でコーティングします。厚膜防水とはビルの屋上やベランダなどで多く用いられる防水工法です。液体素材の為、施工面の起伏にかかわらず密着する事ができます。
○作業の流れ
工事完了後、状態を確認いただき、ご納得いただけましたらお引き渡しとなります。
○工事を行うにあたってのポイント
塗床工事を行うにあたり、用いる塗料により工事中に匂いが発生する場合があります。そのため、建物の居住者の方には事前に説明をして理解を得ておくことをおすすめ致します。
○まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。弊社では工事のご相談から、現場の状態調査まで無料で承っておりますため、ご希望の仕上がりのイメージなども建物の状態に合わせてご相談いただけます。気になる点やご希望があれば、ぜひお気兼ねなくご連絡ください。
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