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床に付着した汚れや油などによる経年劣化から、床の既存の樹脂の剥がれや亀裂が生じ、床自体の衛生面や耐久面に問題が出てきます。塗床工事では、今の床の劣化箇所を修繕した後、用いる塗料によって滑りにくく抗菌性のある仕上げや、対熱性・耐久性のある床に仕上げることができます。今回はこの塗床工事について、手順や塗料の種類など、詳しくご説明致します。
[目次]
○工事について
工事のおおまかな流れとしては、まず床の下地処理から始まり、その後塗床材となる塗料を用途に合わせて塗布し、コーティング材を施して仕上げる流れになっています。
より工程を細分化しますと、まず床の汚れを高圧洗浄機などを用いて洗浄し、既存の古い塗膜や劣化した下地を全て削り取り、健全で密着性の高い新たな下地を作ります。下地処理によってきちんと土台を完成させた後、コテを使って塗床材を塗り、目的の用途にあった仕上がりにします。その後コーティング材を塗布し、劣化による剥離を起こりにくくさせ、さらに耐久性や塗床材の効果を強化させて完成です。
○用いる塗料
塗床工事で用いる塗料には様々な種類がありますが、レストラン厨房においては主に水系硬質ウレタン系塗床材を用います。
[水系硬質ウレタン系塗床材とは]
水系であるため臭気の残存が少なく、また有機溶剤を含んでいないので安全性が高く地球に優しい塗床材です。耐熱性、耐水性、耐薬品性、耐衝撃性に優れており、厨房や食品工場に使用する塗床材に適しています。
床に厚膜防水加工を施す場合は塗材をコテやローラーなどでムラなく塗布しその上に専用の上塗り塗材でコーティングします。厚膜防水とはビルの屋上やベランダなどで多く用いられる防水工法です。液体素材の為、施工面の起伏にかかわらず密着する事ができます。
○作業の流れ
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お見積もり作成
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下地処理
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プライマー塗布
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塗床樹脂剤塗布
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仕上げコーティング
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工事完了
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お引き渡し
工事完了後、状態を確認いただき、ご納得いただけましたらお引き渡しとなります。
○塗床工事のメリット
・耐熱性の仕上げにより火や油からの劣化を防ぐことができる
・滑りにくい加工で安全性を向上させる事ができる
・耐衝撃性により重負荷に強く耐久性を維持することができる
○まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。弊社では、お電話による工事のご相談から現場の劣化状態の調査まで、無料で承っております。なにか気になる点がございましたら、お気兼ねなくご相談ください。
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