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マンションの外壁でとても人気のあるタイル貼り。そんなタイルも年数を重ねるにつれて外壁との間に浮きが生じ、地震や台風などの影響で剥落する恐れがあります。その見た目からだけでは浮きや経年劣化のサインを発見することが難しく、放って置いてしまったことによりタイルが剥がれ落ち、第三者が怪我をする被害へと繋がり兼ねません。そうなる前にも、建物の定期的なチェックを行い、テストハンマー等を用いる打診調査を行って、工事を施す必要があります。今回の記事ではその外壁タイルの剥落防止補強工事について、詳しくご説明致します。
○剥落防止工事について
地震や台風などの影響を受けてタイルと外壁の間に生まれた隙間を樹脂で接着し、劣化部分を修繕した後、上から剥落防止となる保護材を塗布する一連の工事が外壁タイルの剥落防止補強工事です。
より工程を細分化すると、外壁の劣化状態の事前調査から始まり、汚れやタイルの剥がれ・変色等を目視確認し、並行してハンマーで打診調査を行いながら、ひび割れや浮きの状態を確かめます。調査後、高圧洗浄や洗浄剤を用いて既存タイルを傷つけないように表面の汚れを落としていきます。その後工法に合わせて、劣化部分を修繕し、外壁用の保護材を塗布してタイルを補強します。最後に施工箇所の状態確認を行い、工事完了となります。
○劣化部分の修繕工法
タイルの剥落を防止するためには、まず今の劣化している部分をきちんと修繕し、その上で保護材を塗布する必要があります。弊社では、ボンドピンニング工法を用いて劣化部分の修繕を行います。
[ボンドピンニング工法とは]
エポキシ樹脂注入材とステンレスピンを併用して、外壁のモルタルに生じた浮きや剥がれを修繕する工法です。ハンマー等の打診調査で現場の劣化状態を確認し、用いるアンカーピンの本数と配置を決定した後、コンクリートドリルで定めた位置に穴を開けます。そこにエポキシ樹脂を注入し、アンカーピンを挿入した後、表面をエポキシ樹脂パテで仕上げ、24時間以上養生して修繕完了となります。
ボンドピンニング工法を用いて劣化部分をきちんと修繕した後、防水性のある保護材を塗布していきます。
○外壁防水材の種類とその特徴
ースカイコートWー
水系ウレタン樹脂を主成分とした非常に透明度の高い外壁用の保護材です。ウレタン樹脂の特性である頑丈かつ柔軟性がある特徴をいかして、驚異的なひび割れ追従性と抗張積を備えています。また全ての構成材料が水系であるため、引火や中毒の原因となる危険成分を一切含んでおらず、工事中の居住者様にも環境にも優しいです。
[特徴]
・タイルの外観を維持する高い透明度
・頑丈かつ柔軟な優れた伸縮性
・環境や人間に配慮したオール水系材料
ーセブンSー
特殊アクリルエマルション樹脂を中塗りに用いた透明度の高い外壁用保護材です。工程を5段階に分けて施工するため、外壁に非常に高い防水性が施すことができます。そのため施行後の雨風の影響に強く、建物を浸水被害から守る効果が期待できます。
[特徴]
・優れた防水性で外壁からの浸水被害を防ぐ
・タイルの外観を維持する高い透明度
・5段階に分けて施工する頑丈な補強力
○作業の流れ
工事完了後、状態を確認いただいてからのお引き渡しとなります。
○まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます。基本的にメンテナンスフリーと言われている外壁タイルですが、モルタルや外壁に劣化が見られると、そこから雨水が侵水したり、タイルが剥がれるなど様々な被害に繋がります。そうなる前に、きちんと外壁のチェックや修繕を施すことが大切です。弊社では、工事に関するご相談から、現場の状態調査まで無料で承っております。気になる点がございましたら、お気兼ねなくご相談ください。
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