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[目次]
○地下防水工事について
○漏水被害がない場合
○漏水被害がある場合
○まとめ
○地下防水工事について
建物の下部にある地下は、換気が難しいため、カビや劣化などの被害が多く発生する場所です。地下の防水層が劣化してしまうと、外壁や屋上などのひび割れ部分から漏水した雨水などの影響を受けやすく、爆裂というコンクリートが剥がれ落ちる現象が起きる可能性が高くなります。そういった被害が起きる前にも、まずは地下の状態をきちんと確認して、その状態に適切な工事を施さなくてはなりません。今回は、この地下防水工事において、漏水被害が見られるかどうかに注目して、どの様に工事を行っていくかを詳しく解説していきます。
○漏水被害がない場合
まずはじめに、特に漏水被害が見られない場合の防水工事についてご説明致します。
漏水している箇所ない場合、工事を行うポイントとしてまず、地下のコンクリートにひび割れなどのこれから漏水被害が起きそうな箇所が無いかどうかの確認を行う必要があります。地下コンクリートにひび割れが見られた場合、ひび割れ補修を施し、コンクリートの修繕を図ります。用いる工法としては、バジリスクを用いる自己治癒型工法と、エポキシ樹脂注入工法の大きく分けて2つです。また、ポリウレタン樹脂をピンポイントでひび割れに充填し、水の道を閉塞致します。
ーバジリスクによる自己治癒技術工法とはー
微生物を配合したコンクリート材を流し込むことによってひび割れなどの損傷を自動的な修復を図る工法です。1回の塗布で0.2~0.3mmのひび割れ を、2-3回の塗布で最大0.6mmのひび割れを修復することができます。バクテリアの代謝活動によってひび割れなどの損傷を自動的に修復してしまう優れた自己治癒技術です。ひび割れ内部に深く浸透し、内部からひび割れを修復していきます。
ーエポキシ樹脂注入工法とはー
構造物や外壁に発生したクラック(ひびわれ)に対しては、こちらのエポキシ樹脂注入工法を用いて直接樹脂の注入を行います。強度は比較的バジリスクより強く、ひび割れを徹底的に修復したい場合にはとても適しています。弊社では地下の防水工事だけでなく、外壁やトンネルなど様々な用途での止水工法として、エポキシ樹脂注入工法を用いているため、しっかりとした防水効果が見られます。
以前別の記事でひび割れ修繕工事についてより詳しく載せているので、ご確認されたい方は是非こちらの記事も合わせてチェックしてみて下さい。
○漏水被害がある場合
目に見える漏水被害がある場合や少しでも漏水した痕跡がある場合、背面止水工法という工法を用いて新たにコンクリートの内側の防水層を作り直します。勢いよく水が噴き出している場合には導水ホースを用いて水を排水口まで誘導してから、工事を行います。
ー背面止水注入工事とは ー
地下構造のコンクリートの壁に穴をあけ、高炉スラグ微粒子注入材もしくはアクリルエマルジョン系防水材を躯体室内側より注入して、 防水層の劣化した不具合部のある地下構造物の躯体に新たに防水層を作る工法です。 特徴として高密な止水力でしっかりと浸水を遮断できたり、注入圧力、注入量が確認でき、施工管理が容易にできるためコストが抑えられやすいほか、既設コンクリートに漏水、背面還流水がある箇所など、様々な状態の浸水にも対応できるという優れたメリットを持っています。
またこれらの止水処理をせずに導水ホース等を用いて排水口まで誘導したままにする導水工法もありますが、排水は行えても、水が建物内にある状態であることには変わりありませんので、カビや異臭の被害が無くなる訳ではありません。漏水被害が見られた場合には、背面止水工法を用いて内側からしっかりと防水層を作ることをおすすめします。
○まとめ
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。今回は漏水被害の有無に着目して、地下防水工事についてご説明させていただきました。もしご相談や気になる点がございましたら、弊社はご相談から現地調査まで全て無料で承っておりますので、どうぞお気兼ねなくご相談くださいませ。
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