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マンション共用部の床や、キッチン厨房など、幅広い箇所で定期的なメンテナンスが必要となる床に塗装工事。
そんな床の塗装にはどのようなものがあるのでしょうか。
今回は、工事に使用する塗床材の種類や、それぞれの特徴について、詳しくご説明致します。
[目次]
○そもそも塗床とは
○水硬性ウレタン樹脂系塗床
○硬質ウレタン系塗床
○MMA樹脂系塗床
○エポキシ樹脂系塗床
○まとめ
そもそも塗床というのは、床のもととなっている下地コンクリートに、コテやローラーを使って塗料を塗り仕上げた床のことを指します。
その用いる塗料によって完成後の特徴や耐久性が異なるので、工事や修理をする際は必ず施行後のイメージをきちんと考慮することが必要です。
また塗床は、経年劣化により剥がれやすくなっていきます。
剥がれてしまうと床本来の機能を発揮しなくなり、様々な被害に繋がるため、定期的な塗料の塗り替えを行うことが大切です。
主に厨房や食品向上などの床に施工されているのが、この水硬性ウレタン樹脂系塗床です。
天然物由来の成分を使用しているため、臭気がほんどなく、従来の有機塗膜に比べ、人と地球環境に配慮したやさしい塗り床材となっています。
また120度までの熱に耐えられるほどの耐熱性に優れているほか、酸やアルカリ、洗剤、油脂 類、アルコールなどに対しての耐久性も兼ね備えています。
耐磨耗性に優れている硬質ウレタン系塗床は、主に研究室や事務所などの床に使用されています。
衝撃に強い性質を持っているため、施行後の耐久性を考慮しやすく、床を頑丈に保つことができるのが特徴です。
またシームレス加工により、汚れにくく簡単に清掃がしやすいフラットな床に仕上げることができます。
倉庫や駐車場などに多く使用されているのが、このMMA樹脂系塗床です。
他の樹脂と比べて硬化にかかる時間が短く、工事の施工期間を大幅に短縮できるのが特徴です。
またマイナス20度の低温下でも硬化する性質を持っているため、冷蔵倉庫などの床にも施工することができます。
耐薬品性に優れているほか、抗菌性を兼ね備えた塗床材です。
耐油性、耐薬品性、耐摩耗性など、様々な優れた性質を持つエポキシ樹脂系塗床は、その性質から様々な箇所の床に施工されています。
シームレスで光沢があり、主に広く使用されるのが特徴的です。
また、下地の凹凸状態からの影響を抑えて、ムラなく塗布することができ、床を綺麗に頑丈に仕上げることができます。
硬化する速度も比較的はやく、塗床後の翌日から使用することができ、工事を取り入れやすいのがこのエポキシ樹脂系塗床です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回は、塗床工事で使用するそれぞれの塗床材について、それぞれの特徴をご紹介致しました。
仕上がり後の目的に合わせて、きちんと塗料を選び、定期的なメンテナンスを施すようにしましょう。
弊社では、お電話による工事のご相談から現場の劣化状態の調査まで、無料で承っております。なにか気になる点がございましたら、お気兼ねなくご相談ください。
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