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梅雨が明けたこの季節は、降り注いだ雨水が建物の劣化部分から侵入し、最下部にあるエレベーターピットに水溜まりができてしまっている場合が多く見られます。
水が溜まりやすいだけでなく、換気がされにくい位置であるため、梅雨が明けても自然に水が排水されず、異臭やエレベーター老朽化の原因となってしまうため注意が必要です。
今回は、エレベーターピットに水が溜まっている可動化の見分け方から、考えられる原因まで詳しく解説致します。
[目次]
○水が溜まっているかどうかの見分け方
○水が溜まる原因
○放置しておくと危険
○対処法とは
○まとめ
地下コンクリートを打設して作られているエレベーターピットは、日頃からその状態を確認することが難しく、水溜まりや劣化に気づかないことが多くあります。
そのため定期的な点検を行い、その際に細かく状態を観察することが大切です。
エレベーターピットの点検時に確かめるべきポイントとしては、
・錆などの汚れが溜まっているかどうか
・水溜り/水が蒸発した様な痕跡があるかどうか
・漏水しているかどうか
・腐食の様な臭いがするかどうか
の4点をしっかりと確認することで、水溜まりが発生しているかどうかを見分けることができます。
上の写真の状態のように、汚れや錆などの気になる点があれば、ピット内に水が溜まってしまっているサインです。
ピット内に水が溜まる原因には様々なものがありますが、中でも建物の老朽化による浸水被害が大きな原因の一つです。
建物の構造となっているコンクリート壁や屋上は、老朽化すると亀裂やひび割れが生じて、その部分から雨水が侵入するようになってきます。
そのような劣化箇所から浸水した水分が建物の下部へと流れ込み、地下コンクリートに溜まっていってしまうのです。
また最下部に位置していることから、換気ができないため、一度水が溜まってしまうと、湿気がこもりやすい環境が作られてしまいます。
このような湿度が高い環境は、雑菌が繁殖しやすく、次第にカビが発生して汚れが増えていってしまうので十分注意しましょう。
水溜まりによってカビや錆びなどの汚れが出ている状態は、ピット内の鉄骨や鉄筋を錆びさせて、脆くさせます。
ピットの水溜まりを放置してしまうと、エレベーター構造を老朽化させる恐れがあるため、決して放置させないことが大切です。
また放置しておくことで広がる被害は、錆びだけではありません。
水が溜まって雑菌が繁殖すると、大量のバクテリアが発生して異臭を放つようになります。
ピット内の異臭は、やがてエレベーターまで充満し、住民の苦情や居住環境のイメージダウンの原因ともなってしまうので注意が必要です。
点検時に水溜りを発見した際は、そのまま放置せずにしっかりと対処するようにしましょう。
エレベーターピットに水溜まりが見られる際は、決して放置せず、なるべく早めに対処することが大切です。
効果的な対処方法としては、まず溜まっている水の排水作業を行い、ピット内の劣化状態を確認することから始まります。
調査後、状態に合わせて清掃を行い、薬液注入工法による止水工事を効果的です。
この薬液注入工法による止水作業をした上で防水作業を行うことによって、しっかりとピットのひび割れや漏水を防ぐことに繋がります。
エレベーターピットの防水工事とは?排水作業から工程を徹底解説!
最後までお読みいただきありがとうございます。
劣化のサイン気づきにくい箇所であるからこそ、点検を行った際にはきちんと確認することがとても大切です。
弊社では、工事に関するご相談から現場の状態調査まで、無料で承っております。気になる点がございましたら、お気兼ねなくご相談ください。
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