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雨が多くなるこの季節は、建物もその影響を大きく受けます。
コンクリート構造の建物は、年数が経つにつれてひび割れや亀裂が生じ、そこから雨漏りや建物内部へ雨水が漏水する原因となります。
今回は、コンクリートを修復しながら頑丈な状態へ戻す”バジリスク”という補修材について、その工法から期待できる効果について、詳しくご説明致します。
[目次]
○コンクリート構造は雨漏りする?
○ひび割れの修復は早めに
○バジリスクとは
○コンクリートを頑丈にするメカニズム
○その他の修復方法
一見水に強いイメージを持たれがちなコンクリートですが、少しの亀裂から水を吸収する性質があり、脆くなりやすい点から、実は雨漏りも多く見られるのが特徴です。
大丈夫かな…と思って放って置いてしまうと、気がついた時には内部の鉄筋が錆びてコンクリートが崩れていくといった現象も少なくありません。
劣化の状態や雨漏りの原因に関しては、さらなる二次被害へと繋がる前にも、早めに原因を特定して対策を取ることが大切です。
ーーコンクリートは漏水しやすい?雨漏りの影響や劣化について徹底解説!ーー
コンクリート構造の雨漏りの原因となるのが、経年劣化によって生じたひび割れ箇所からの漏水になります。
ひび割れはその大きさによって呼び方が異なり、それによって建物への影響も大きく影響していきます。
幅0.3mm以下、長さ4mm以下ののひび割れをヘアクラックと呼び、ヘアクラック以上の幅、長さを越えるひび割れを構造クラックと呼び、どちらのひび割れも、放っておくとその深さが増して雨漏りや老朽化に繋がるので、早めの修復が必要です。
弊社ではひび割れ修復工事において、バジリスクという自己治癒型技術を持った修復剤を推奨しております。
バジリスクとは、バクテリアの代謝活動を利用した液状のひび割れ補修剤で、コンクリート材に含まれる微生物がコンクリートのひび割れを自動的に修復する特徴を持っています。
1回の塗布で0.2~0.3mmのひび割れ を、2-3回の塗布で最大0.6mmのひび割れを修復することができます。コンクリート中に特殊なバクテリアと栄養分のカルシウム有機塩を混入することで、コンクリートにひび割れが発生した際にバクテリアの代謝活動によって損傷を自動的に修復するようになっています。
バジリスクの中に含まれるバクテリアを乾燥状態にすることで、エサとなる乳酸カルシウムといった栄養素と一緒に顆粒化させコンクリート製造時に混入し、コンクリート硬化させることができます。
ひび割れが発生した場合、雨水などの水分が浸入すると酸素を有する環境下でバクテリアが復活し、栄養分を吸収して炭酸カルシウムを生み出しひび割れを閉塞し、内部の鉄筋腐食を防止することができます。
バクテリアの代謝活動で発生した二酸化炭素は、カルシウムやコンクリート中のセメントと結合して炭酸カルシウムになり、ひび割れや細孔内部を埋めていきます。
バジリスク以外の修復法としては、主にエポキシ樹脂やアクリル樹脂を用いて修繕します。
これらの方法は、バジリスクのようにコンクリート自体から強化させて修復するのではなく、ひび割れの箇所にピンポイントで薬液を注入する方法です。
漏水被害があるかそうでないかによって、使える薬液を選ぶ必要があるので、その劣化状態に合わせた方法で施工していきます。
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