-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー
2024年11月 日 月 火 水 木 金 土 « 7月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
重たい車の負荷を受ける駐車場。経年劣化によりコンクリートが中性化してしまうと、ひび割れが生じ、駐車場や建物の強度に影響を及ぼします。ひび割れや小さな亀裂が生じている場合は、補修材を用いて修繕を施し、その上から塗床材を塗布することによって耐久性を向上させることがとても大切です。今回はこの駐車場の塗床工事について、手順や塗料の種類まで、詳しくご説明致します。
[目次]
○工事について
駐車場塗床工事のおおまかな流れとしては、まず既存の床の劣化状態の調査から始まります。古い塗膜や劣化した下地を全て削り取り、ひび割れや亀裂が見られる場合は修繕を施して、健全で密着性の高い新たな下地を作ります。下地処理によってきちんと土台を完成させた後、コテを使って塗床材を塗り、用途に合わせて樹脂を重ね、耐久性を強化します。仕上げにコーティング材を塗布し、劣化による剥離を起こりにくくさせ、さらに耐久性や塗床材の効果を強化させ、完成です。
○主な作業の流れ
○補修するべきひび割れの種類
・構造クラック(幅0.3mm、深さ4mm以上)
構造クラックはひびが表面だけでなく内部の鉄筋まで届いてしまっている非常に危険な状態です。その危険な状態から別名貫通クラックとも呼ばれます。雨水の侵入によって鉄筋が錆びてしまうだけでなく、ひび割れが広範囲に広がってしまい、最悪の場合地盤沈下を招いてしまう可能性があります。
・水平なひび割れ
ほとんどの原因によって生じるひび割れは縦方向ですが、横方向や斜めに伸びるひび割れは、大きな力が基礎に加わることで発生します。もし横方向に水平に伸びているひび割れを発見した場合、設計や施工に何らかの問題を抱えている可能性があるかもしれません。
・細かく小さな複数のひび割れ
たとえ小さく細かなひび割れであっても、同じ場所、または近くにいくつも発生している場合は注意が必要です。これらを放っておいてしまうとひび割れがどんどん広がってしまい、やがて構造クラックへと変化したり、コンクリートに多くの滑落が見られる様になり、内部への水の浸入を防ぐことが難しくなってしまうばかりか、放置すると地盤沈下のリスクも大幅に増加してしまいます。
○ひび割れの修繕方法
1.エポキシ樹脂注入工法
構造物や外壁に発生したクラック(ひびわれ)に対しては、直接樹脂の注入を行います。
樹脂を注入したのちに、塗装をすることで外壁を綺麗に仕上げることができます。
外壁の浮き部分にはドリルで穿孔した後に、注入金具を取り付けて注入をしていきます。
2.バジリスクによる自己治癒技術工法
微生物を配合したコンクリート材を流し込むことによってひび割れなどの損傷を自動的な修復を図る工法です。
バジリスクによる自己治癒技術工法は、他の工法に比べてンテナンス費用も比較的安く、建物の保守か管理が長持ちするのが特徴です。弊社ではこちらをオススメしております。
“バジリスク”とは
バジリスクとは、バクテリアの代謝活動を利用した液状のひび割れ補修剤です。1回の塗布で0.2~0.3mmのひび割れ を、2-3回の塗布で最大0.6mmのひび割れを修復することができます。コンクリート中に特殊なバクテリアと栄養分のカルシウム有機塩を混入することで、コンクリートにひび割れが発生した際にバクテリアの代謝活動によってひび割れなどの損傷を自動的に修復してしまう優れた自己治癒技術です。ひび割れ内部に深く浸透し、内部からひび割れを修復していきます。
○塗床材の種類
弊社が塗床塗装で用いる塗料は、主に水硬性ウレタン樹脂系塗床、硬質ウレタン系塗床、MMA樹脂系塗床、エポキシ樹脂系塗床の4種類です。
[水硬性ウレタン樹脂系塗床]
耐熱水性、耐薬品性、耐荷重性に優れていて施工中の臭気が少ない為、食品工場、厨房、薬品工場、倉庫の床で使われます。
[硬質ウレタン系塗床]
磨耗しにくく、耐久性、耐衝撃性が高く、光沢があり、意匠性に優れている為、クリーンルームや研究室、病院機械工場、事務所などで多く採用されています。
[MMA樹脂系塗床]
硬化速度が速く、工期が短いのが特徴です。光沢があり、意匠性に優れているので食品工場、倉庫、低温倉庫、駐車場などでの施工が多いです。
[エポキシ樹脂系塗床]
光沢があり、耐薬品性に優れています。耐電化工が可能なのが特徴であり、静電気防止にも最適です。研究室、病院工場、実験室などでよく施工されます。
これらの塗料を用いて、床に厚膜防水加工を施す場合は塗材をコテやローラーなどでムラなく塗布しその上に専用の上塗り塗材でコーティングします。厚膜防水とはビルの屋上やベランダなどで多く用いられる防水工法です。液体素材の為、施工面の起伏にかかわらず密着する事ができます。
○まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。工事を施すことによって本来の強度を復元し、抗菌性や耐久性のある床に仕上げることができます。弊社では工事に関するご相談から現場の状態調査まで、無料で承っております。気になる点がございましたら、お気兼ねなくご相談ください。
[保険申請や工事に関してのご相談]
[工事可能エリア]
東京都
(港区・中央区・豊島区・新宿区・世田谷区・渋谷区・大田区・千代田区・文京区・足立区・板橋区・練馬区・台東区・杉並区・葛飾区・北区・目黒区・江東区・墨田区・荒川区・中野区)
神奈川・埼玉・千葉