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コンクリートは一見頑丈に見えますが、年数が経つと他の箇所と同じように徐々に劣化していきます。
特に6〜7月にかけての梅雨のこの季節は、雨水を受け続けるため水を含みやすく、脆くなった部分から漏水被害が起きしてしまうことがあります。
今回は、コンクリートから雨漏りする可能性や、劣化状態の表れ方について、詳しくご紹介していきます。
[目次]
○コンクリートから雨漏りする可能性
○水を通しやすくなる原因
○どんな対策が必要?
建物が鉄筋コンクリートで構築されている場合、経年劣化や天候など、様々な要因が積み重なることで、コンクリートのひび割れが発生する可能性が高くなります。
ひび割れが発生してしまうと、その部分から雨や風などがのダメージをより受けやすくなり、雨漏りや漏水被害を引き起こす原因となります。
本来は水分を遮断する性質が強いコンクリートですが、ひび割れが生じてしまうとその部分から水分を吸収しやすく、脆くなって水を通しやすくなるのが特徴です。
環境の影響にさらされると、コンクリートは様々な要因から水を通しやすくなります。
コンクリートが劣化する主な原因となるのが、乾燥収縮や気温変化によるひび割れの発生です。
外気の影響により、コンクリート内部の水分が蒸発することでコンクリートが収縮し、引っ張られたコンクリートが耐え切れず、ひび割れが発生してしまいます。
また温度が高くなると伸び、低くなると縮む性質があるため、気温の変化からもひび割れが生じやすいのが特徴です。
気温により伸びたり縮んだりした時の変動の力が、コンクリート耐久強度を上回ってしまうと、その衝撃に耐えられずひび割れが発生してしまいます。
年数が経つにつれて、二酸化炭素とコンクリートが触れる時間が多くなると、コンクリート内部のカルシウム化合物が徐々に中性化していきます。
コンクリートが中性化すると、ひび割れなどの劣化部分から雨水や空気が侵入して、爆裂という現象が起きやすくなります。
爆裂とは、コンクリート内部に空気や雨水が侵入することで、鉄筋が錆びて膨張し、コンクリートを押し出してきてしまう現象のことです。
爆裂が起きると、水分を吸収して耐久度に大きく影響を及ぼすので注意が必要です。
屋上コンクリートは、建物の中でも特に雨や紫外線の影響を強く受けるため、防水層が劣化しやすい傾向にあります。
防水層が劣化すると、床部分が剥がれてボロボロになり、脆くなった部分から水が侵入して雨漏りや、内部の腐食の原因になります。
建物の最上部に位置していることから、屋上から浸水してしまうと、そこからどんどん水が下部へと流れ込んでいってしまうので、鉄筋だけでなく、ありとあらゆる箇所に被害が広がりやすい傾向があるので、注意が必要です。
漏水被害を防ぐには、劣化した箇所を修復してコンクリートの状態を頑丈に戻す必要です。
ひび割れを素材から根本的に修復したり、老朽化している箇所を補強することで、コンクリートの耐久性を強度させ、雨漏りや漏水を防ぎます。
ーーー 雨漏り対策でコンクリートを頑丈に!ひび割れ修復にはバジリスクが最適 ーーー
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